日本人がCLで肘打ち被害→直後に失点「ファンは激怒」 海外指摘「ピッチに倒れ込んだ」

ウパメカノが前田大然へ肘打ちタックル
スコットランド1部セルティックは、2月18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフの第2レグでドイツ1部バイエルン・ミュンヘンと対戦した。ホームでの第1レグを1-2で敗れていたセルティックは、第2レグを1-1で引き分けて敗退が決定。セルティック専門メディア「Celtic Way」は、この試合中にフランス代表DFダヨ・ウパメカノが、同点ゴール直前に日本代表FW前田大然に肘打ちをしていたとして、得点は認められるべきではなかったと指摘している。
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第1レグでリードされていたセルティックは、後半18分に日本代表FW前田がプレッシングで相手のミスを誘発。ボールを奪った前田のアシストからFWニコラス・キューンが先制点を決める。リードを保ちたかったセルティックだが、後半アディショナルタイム4分にカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスに同点ゴールを許し、2試合合計2-3で敗れることとなった。
しかし、セルティックのファンは、アディショナルタイム3分のところで前田に対するウパメカノのファウルがあったと指摘。問題の場面は前田が最終ラインの裏を取ろうとした瞬間、ウパメカノが左腕を上げて前田をブロックする。これが前田の顔面に当たり、肘打ちをした形になった。
記事では「セルティックの選手(前田)がプレッシャーをかけようとしたところをウパメカノが腕を伸ばして止め、日本人ウイングはピッチに倒れこんだ。前田がウパメカノと接触していなければ、試合への影響は考えられない。だが、ATにバイエルンがプレーを再開しようとした際に明らかな接触があった。この直後、セルティックのウイングは顔を覆って倒れこみ、バイエルンのDFに引き起こされて立ち上がった」と状況を説明し、主審の対応への疑問を続けた。

「ベノイット・バスティエン主審は、この出来事に関心を示さずに前田がピッチに倒れこんでいるなかで、腕でプレー続行を求めた。主審が前田の方向に歩こうとしたが、バイエルンが前進しようとしたところでそちらに注目した。主審が頭部への打撃とみなした場合、ガイドラインではプレーを中断するべきとなっている。重大な負傷ではないと判断された場合は、プレーが続行されるべきだが、頭部の負傷はこの限りではない。その45秒以内に、バイエルンが極めて重要な同点ゴールを決め、セルティックのサポーターは前田へのファウルの疑惑に激怒した」と伝えている。
このゴールが認められていなければ、セルティックは悲願のベスト16進出を実現できた可能性もあっただけに、セルティックファンの怒りは尾を引くこととなりそうだ。