「ほとんど眠れなかった」 ドルトムント選手を苦しめた爆発事件の精神的ダメージ
「僕らはみんな人間だ」
トルコ代表MFヌリ・シャヒンも「フットボールに集中することは簡単じゃなかった」と振り返っている。彼らがいかにプロのサッカー選手とはいえ、この状況に対応することは難しかったようだ。「僕らはみんな人間だ。昨日、家に帰るとそこには妻と息子がいた。そのことがどれだけ幸せなことなのか気づいたよ」と心境を吐露した。ピッチでは堂々たるプレーを見せていたが、大きなプレッシャーを感じながらのプレーだったようだ。
トーマス・トゥヘル監督は翌週に控えた敵地での第2戦について、「我々にはやり残した大きな仕事がある」として必勝を誓っている。最低でも2点を取る必要があるだけに厳しい戦いになることは必至だが、「我々は信じ続け、あらゆることにトライするよ」と逆転での4強進出を見据えていた。
恐怖を乗りこえ、ドルトムントはベスト4進出の切符を手にすることができるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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