遠藤航のプレーは「簡単ではない」 指揮官も褒めた“高パフォーマンス”「何分だろうが関係ない」
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遠藤はウォルバーハンプトン戦でPOMに選出
日本代表MF遠藤航は、イングランド1部リバプールで新境地を迎えている。今シーズンセンターバック(CB)やトップ下でのプレーもこなし、アルネ・スロット監督から名指しでコメントされる場面も増えてきた。2月16日のプレミアリーグ第25節ウォルバーハンプトン戦(2-1)では守備固めとして約20分間の出場。高パフォーマンスを受けて、指揮官もあらためてその重要度を言葉にして伝えている。
2-1の状態で迎えた後半26分、FWルイス・ディアスに代わってピッチに立った遠藤。相手の攻撃を跳ね返し1点差を見事に守り切った。終盤には自陣の左サイドのゴールライン際まで守備に戻って相手の攻撃を阻止。このプレーはドミニク・ソボスライ、アンドリュー・ロバートソン、フィルジル・ファン・ダイク、アリソンら同僚にその場で称えられていた。
移籍情報に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は自身の公式X(旧ツイッター)で、遠藤について語ったスロット監督の言葉を紹介。「今シーズン、ワタ(遠藤)が本当によく働いてくれている。何分のプレーだろうが関係ない。彼を特別なものにしているのは、常に出場すること。実際単純なようにも聞こえるが、精神的に強くあることは簡単ではない」といった表現で賞賛している。
この試合で遠藤は、20分ほどのプレー時間ながらもプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出。ファン・サポーター、そしてチームメイトも認める日本代表キャプテンは、監督にとっても欠かせないピースになりつつある。そのことが証明された一言だった。
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