伊で孤軍奮闘、日本代表が「アニメのようだが現実」 キャプ翼彷彿ライン上ストップを絶賛
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鈴木彩艶のビッグセーブが話題
イタリア1部パルマの日本代表GK鈴木彩艶が見せた脅威の連続セーブの反響は大きく広がっている。イタリア現地メディアは「キャプテン翼」の登場人物にその姿を重ね、「アニメのようだが現実だ」と現実離れしたビッグセーブを称賛していた。
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鈴木は現地時間2月16日に行われたセリエA第25節のASローマ戦に先発出場。パルマは前半に退場者を出し、さらに直接フリーキック(FK)から失点する展開となったが、ローマの強力な攻撃陣を相手にその後の追加点は許さなかった。その立役者となったのが鈴木だった。
その中でも特に光ったのが後半5分に見せた連続シュートストップだ。エリア内右に侵入したFWマティアス・スーレのシュートを右手一本で防ぐと、こぼれ球に詰めたDFアナス・サラー=エディンのシュートにも素早く反応。誰もが失点を覚悟した場面だったが、鈴木は身体を投げ出し、伸ばした右手でボールをゴールライン上ギリギリにせき止めた。
試合には0-1で敗れたものの、孤軍奮闘の鈴木に対する評価は非常に高いものとなった。イタリア紙「コリエレ・デラ・セラ」は採点で鈴木に「8点」をつけ、「Holly e Benji(キャプテン翼のイタリア語名)のようだった」と言及。アニメのように現実離れしたビッグプレーを見せたとして鈴木を絶賛していた。
「ベンジ(若林源三)のようなセーブ。アニメのようだが、現実だ」
リーグ戦で7試合勝利から遠ざかり、降格圏の18位に低迷するパルマ。ローマ戦の翌日にはファビオ・ペッキア監督の解任が決まるなど苦境に立たされているなかで、鈴木の活躍は数少ない光明となっている。22歳の若き守護神はチームをセリエA残留に導く存在となるだろうか。