U-20日本代表の高岡伶颯が、U-20アジアカップで値千金の同点弾

　U-20日本代表は2月17日、U-20アジアカップのグループリーグ（GL）第2戦でU-20シリア代表と対戦し、2-2で引き分けた。1-2で迎えた試合終盤、イングランド1部サウサンプトン入り内定FW高岡伶颯（日章学園高）が値千金の同点ゴールを奪取。日本を救ったその勝負強さに注目が集まっている。

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　日本は前半10分、FWモハメド・アル・ムスタファに先制ゴールを奪われ、出鼻をくじかれる。同24分、ゴール前の混戦からMF大関友翔（川崎フロンターレ）が左足ボレー弾を叩き込んで同点としたが同33分、ゴール前で与えたフリーキックから失点。MFアラン・アブディが右足で狙ったシュートはポストを直撃し、跳ね返りを拾ったMFアフマド・スーフィに豪快なシュートを叩き込まれた。

　嫌な流れを変えたのが、後半25分に投入された高岡だった。1点ビハインドのまま試合終盤へ。最後までシリアゴールに迫ったなか同40分、MF石井久継（湘南ベルマーレ）の折り返しをしぶとく決めて、ついに同点に。敗戦がちらつき始めた試合終盤、ここぞの勝負強さを発揮して見せた。

　現在17歳の高岡は一昨年のU-17ワールドカップを経験するなどロス五輪世代の有望株として注目され、高卒で英プレミアリーグのサウサンプトン加入が内定済みの超高校級タレント。今冬の高校サッカー選手権でも初戦でハットトリックを達成する活躍が記憶に新しい。

　アジアでもその勝負強さを見せつけ、ファンからは「痺れた」「令和版の本田圭佑になれる」「やっぱ持ってる」との声が寄せられていた。