柿谷氏と丸橋氏がJ1クラブの練習場を訪問

　昨年限りで現役を引退した元日本代表FW柿谷曜一朗氏とDF丸橋祐介氏が「FOOTBALL ZONE」の公式YouTubeに出演。Jリーグ開幕を盛り上げるため、ガンバ大阪やセレッソ大阪の練習取材した。G大阪の練習場では柿谷氏がダニエル・ポヤトス監督と“再会”。同じ所属チームではなかったポヤトス監督がなぜ笑顔で「カキタニサ～ン！」と駆け寄ってくるのか。現役時代の“秘話”を明かした。（取材・文＝FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞）

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　柿谷氏が練習場で待ち構えていると、ポヤトス監督が「カキタニサ～ン！」と駆け寄ってきた。かつて徳島ヴォルティスを率いていたポヤトス監督だが、柿谷氏が所属した期間は指揮を執っていなかった。それでも「メディア？　ノーメディア！フットボールプレーヤー！」と、笑顔で会話を繰り広げる。

　練習後にもポヤトス監督は柿谷氏の元へ。「グッド？　トクシマ？」など通訳を介さずにコミュニケーションを取り、固い握手をかわしてていた。2人の意外な関係性について柿谷氏が明かした。

「名古屋（グランパス）の時にルヴァン（カップ）で徳島とやって。その試合で俺が点を取ったんやけど、終わった後に挨拶へ言ったら『もう名古屋いいよ、徳島おいで！』と言ってくれた（笑）」

　まさかの“オファー”があったと告白。その後、ポヤトス監督は2023年にG大阪へ。同年、柿谷氏は入れ替わりで徳島へ復帰し、同じチームでプレーすることは叶わなかった。ポヤトス監督にとってかつて技術に惚れた元選手との“再会”はとても嬉しいものになったようだ。