広島FW中村草太が大卒新人ながら開幕ゴール

　サンフレッチェ広島は2月16日、J1リーグ開幕節のFC町田ゼルビア戦に挑んだ。1-1で投入された大卒ルーキーFW中村草太がこぼれから勝ち越しゴールを決めた。AFCチャンピオンズリーグ2に続く公式戦2試合連続得点。史上7人目の快挙を達成した22歳の一撃に「まじでバケモン」「これは気持ちいい」と称賛が相次いだ。

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　1-1で迎えた後半27分からFW加藤陸次樹と交代でピッチに立った中村は、すぐに結果を残す。投入から5分後、攻撃の圧を強めていた広島はペナルティーエリア手前でFWジャーメイン良が強烈なミドルシュートを放つ。これはGK谷晃生に弾かれるも、左から詰めていた中村が蹴り込み、ねじ込んだ。

　2月12日に行われたAFCチャンピオンズリーグ2（ACL2）ノックアウトステージ・ラウンド16第1戦ナムディンFC（ベトナム）戦でも豪快な一発を決めて公式戦2千連発。大学時には2年連続で関東大学サッカーリーグの得点王とアシスト王の2冠を獲得した22歳の逸材が、広島で早速存在感を高めた。

　開幕戦でゴールを挙げた新人は過去に6人。高卒新人はジェフユナイテッド市原FW城彰二（1994年）、ジュビロ磐田FW高原直泰（1998年）、京都サンガF.C.（2024年）安斎悠人の3人で、大卒新人は名古屋グランパスMF望月重良（1996年）、横浜F・マリノスFW渡辺千真（2009年）、横浜FCのMF瀬古樹（2020年）の3人だ。中村は史上7人目のルーキーの開幕ゴール。今季のブレイク候補と言えるだろう。

　ファンからも「これは気持ちいい」「まじでバケモン」「詰めるの脳汁出るな」「また中村草太か。別格だなぁ」「ブレイクの予感というか既にブレイクしてるかも」と称賛されるなか、「ジャーメインのシュートの音えぐない？」「ジャメの積極性が光った」と演出したジャーメインへの反響も寄せられていた。