新人で開幕スタメン…岩政監督も絶賛「素晴らしかった」 イエローも怯まぬ大物の予感

札幌・木戸柊摩(写真は2023年撮影)【写真:Getty Images】
札幌・木戸柊摩(写真は2023年撮影)【写真:Getty Images】

札幌の木戸柊摩「自分の年齢というのはもう中堅くらいだと思っています」

 北海道コンサドーレ札幌は2月16日、J2開幕戦で大分トリニータと対戦し、0-2で敗れた。今季から就任した岩政大樹監督の初陣は、まさかの完敗という厳しい結果。一方で、大卒ルーキーのMF木戸柊摩が開幕スタメンに抜擢され、岩政監督も「今日も素晴らしかったです。よく頑張ったと思います」と称賛した。

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 札幌の下部組織出身で、大阪体育大を経て加入した木戸。特別指定選手としてルヴァンカップの出場経験があるが、リーグ戦は初出場となった。岩政監督は起用理由について「パフォーマンスがいいからです。全ての選手そうですが、パフォーマンスがいい選手をピッチに送り出すと宣言しています」と説明した。

 MF高嶺朋樹と並ぶセンターハーフで起用され、積極的にシュートを打つなどアピール。新人とは思えぬ堂々としたプレーを披露したが、「自分らはJ1に上がらないといけないチームだと思っているので、そこはもっと相手と差をつけて試合をしないといけない。まだまだだなと思ってます」と悔しさも滲ませた。

「ルーキーだからといって僕はもう22歳ですし、今のサッカー界は若い選手がいっぱい出てくるなかで、自分の年齢というのはもう中堅くらいだと思っています。大卒だからといって自分の力を発揮できないのは違いますし、僕自身の力というのをJ2の舞台でもっともっと発揮しないといけないと思っています」

 前半ATには、相手のクイックスタートを阻止しようとボールから離れず、遅延行為でイエローカードを提示される場面も。「自分としても正直ちょっと納得いかないところもありました」としながらも「そこはあまりネガティブに捉えていないので、ガツガツどんどん行きたいと思っています」と物怖じしない。

 緊張はなかったとは言うものの、セルフジャッジでハンドしてしまうなど空回ってしまう場面があったのはご愛嬌。一方でボールロストなどボランチとしての強度に課題が見つかったのも収穫だろう。木戸本人は「自分の特徴は攻撃の部分」と明言しており、より攻撃的なポジションでも見てみたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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