痛恨のPK献上から442日…清水DF高橋が心境告白「やっとまた純粋にサッカー楽しめるなって」

清水の高橋祐治【写真:徳原隆元】
清水の高橋祐治【写真:徳原隆元】

清水は国立競技場で東京Vと対戦し1-0で勝利

 清水エスパルスは、2月16日に行われたJ1リーグ開幕節で東京ヴェルディと対戦し、1-0の勝利を収めた。清水DF高橋祐治は、因縁の相手、ピッチで途中から出場し、勝利に貢献し、「ここからやっとまた純粋にサッカー楽しめるなっていうふうに思えた」と語った。

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 清水は2023年のJ1昇格プレーオフ(PO)決勝で東京Vと対戦も、リードした後半アディショナルタイムに高橋が痛恨のPKを献上。それを決められ、あと一歩のところで昇格を逃していた。

 チームは今季3年ぶりにJ1を戦うなか、開幕戦でその因縁の相手である東京Vと同じ場所・国立競技場で対戦となった。試合は前半にエースFW北川航也が決めた1点を守り切り、リベンジを果たす結果となった。

 高橋は後半40分から途中投入され、最後まで東京Vの反撃を許さず勝利に貢献。試合後には安堵の表情を見せていたが、「ここからやっとまた純粋にサッカー楽しめるなっていうふうに思えたので、これからは楽しんでサッカーをやっていきたいなと思った。(当時は)本当にたくさんの矢が自分に刺さった状態だった。でも自分の周りには応援してくれる人がそれ以上に何倍もいたので、その人たちのためにここ2年間頑張ってきたので、それが結果として出てよかったです」と心境を振り返った。

 また、ピッチに入る時はPOの時のことは頭によぎったといい、「僕以上にサポーターの方とかもすごく盛り上がってくれたので、その思いを乗せてピッチに入りました」と触れ、会場が大きく湧いていたなか、「本当刑務所から出てきた人の気持ちが分かるというか、そのぐらいの体感だったので、嬉しかったです」と冗談交じりに笑顔を見せた。

 さらに「POでは本当に悔しい思いをしましたし、でもその中でも自分には支えてくれる人だったりとか、サポーターであったりとか、たくさんの方に支えられて、今日この日が迎えられたので、もっとみんなに感謝したいですし、今日勝てたことが本当に嬉しく思います」と、サポーターや家族へ感謝の言葉も述べている。

「これから頑張っていかないといけないし、この勝ち点3をまたですね、続けられるように頑張ります」と最後に意気込んだ高橋、3季ぶりJ1のチームを31歳と中堅の高橋が後ろからどう支えるか、注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)



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