清水がJ1で904日ぶり勝利 因縁の東京Vを撃破…エースFW北川弾を守り切る
![北川航也のゴールで清水が勝利【写真:徳原隆元】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2026/02/16155005/20250216-Shimizu-S-Pulse-tokuhara.jpg)
国立競技場で対戦
オレンジ軍団が904日ぶりのJ1勝利を収めた。清水エスパルスは2月16日に国立競技場で行われたJ1開幕戦、東京ヴェルディとのアウェーゲームにエースFW北川航也の決勝ゴールで1-0と競り勝った。
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2023年にはJ1参入プレーオフの決勝で戦った因縁の舞台、対戦カードになった。1993年のJリーグ創設”オリジナル10″同士の対戦は5万2541人の大観衆を集めた中でキックオフされ、今季に向けてJ1復帰を果たした清水に対して前半は東京Vがペースを握って攻め込んだ。前半32分にはFW山見大登のコーナーキックをDF綱島悠斗が合わせるビッグチャンスを得るも、シュートに力はなくGK沖悠哉がキャッチした。
そうした中で迎えた前半40分、清水はDF蓮川壮大から右サイドの背後へフィード。前後を入れ替わる動きで相手守備陣の裏を突いたDF高木践が抜け出すと中央へラストパスを送り、フリーになっていた北川が難なく頭で押し込んで先制ゴール。これが清水にとって22年11月5日のJ1最終節、北海道コンサドーレ札幌戦から834日ぶりとなるJ1でのゴールになった。
後半は清水が前半以上のハイプレスに出て、東京Vのビルドアップを封じ込んだ。後半7分にはショートカウンターから際どいチャンスを作りFWカピシャーバがペナルティーエリア内で決定機を得るも、東京VはGKマテウスがファインセーブでしのいだ。反撃に出たい東京Vだが、前線の交代もチームを活性化するには至らずゴール前へ進出する回数を増やせなかった。
このまま1-0で競り勝った清水は、22年8月27日の京都サンガF.C.戦以来904日ぶりのJ1勝利で開幕戦を飾った。秋葉忠宏監督が率いる名門は、アグレッシブな姿勢を前面に押し出して復活の狼煙を上げた。