相手DF翻弄…お洒落ヒールを監督絶賛「イマジネーション」 27歳が見せた即興フリック

柏のロドリゲス新監督「素晴らしいイマジネーション豊かなアイディア」
柏レイソルは2月15日、J1開幕戦でアビスパ福岡と対戦し、アウェーで1-0で勝利した。前半は福岡のカウンターで何度か決定機を作られるもGK小島亨介らが凌ぐと、後半20分にFW垣田裕暉とDFジエゴを同時に投入したリカルド・ロドリゲス新監督の采配が的中。垣田のアシストからジエゴが決勝ゴールを奪った。
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昨シーズンに比べてポゼッション重視の柏は、前半終了時点でボール支配率73%をマークしたが、カウンター狙いの福岡にシュート数で上回られる。しかし、後半に入ると徐々に攻勢を強めていく。試合が動いたのは後半30分だった。
最終ラインからのロングボールを垣田が収め、MF小泉佳穂に落とす。前を向いた小泉が再び垣田に縦パスを入れると、ここで垣田がヒールでフリック。オシャレなパスに相手ディフェンス2人が意表を突かれ、信じて抜け出したジエゴが相手GKと一対一となる。最後は落ち着いてGKを交わし、左足で流し込んだ。
ロドリゲス監督は試合後、決勝点に言及。「あのゴールは2つの要素が絡み合った、いい形でリンクしたことから生まれたゴールだと思います。1つはチームでのトレーニング効果という部分です。そしてもう1つは、選手たちが持っている想像力、イマジネーション豊かなプレーという部分です」と評した。
「相手が4バックもしくは5バックの際、特に相手が守備を固めてきた際にどのように打開するかは、チームトレーニングのなかで積み重ねてきた部分があります。一方で選手たちに常々伝えているのが、より相手のゴールに近づいたとき、より1人1人が持っているクリエイティブなプレーを表現しようということ」
なかでも途中出場の2選手が結果を示したということに、ロドリゲス監督も手応えを感じているようだ。「そういう意味では、きょうは彼らの素晴らしいイマジネーション豊かなアイデアというものも出てきたでしょうし、それと同時にチームのトレーニングの効果とも言えるかと思います」と賛辞を送った。
また、ジエゴも「垣田選手が受けた瞬間に賢いパスを出してくれて、相手GKを交わして得点することができました」とゴールを解説。練習では無かった形だと言い、「我々のチームに潜在能力の高い選手が揃っていますので、そういうプレーがゲームのなかに出てくるのは不思議ではないと思います」と笑顔で話した。