またまた「持っている」男…7年ぶり2度目の“メモリアル弾” 歴史的J1初弾の誕生秘話
![先制ゴールを決めた田上大地【写真:徳原隆元】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2025/02/15192552/20250215_Tagami-Daichi-Tokuharaa.jpg)
岡山の田上大地がクラブにとって歴史に残るJ1初ゴールを挙げた
今季からJ1に初昇格したファジアーノ岡山が2月15日、開幕戦で初勝利を挙げた。京都サンガF.C.とホームで対戦して2-0の完勝。クラブにとって歴史的なJ1初ゴールを挙げたのはDF田上大地だった。勢いをもたらす魂の左足シュートを決めた31歳にとっては7年ぶり“2度目”のメモリアル弾だった。
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劣勢から流れを引き寄せた大事な大事なセットプレー。モノにしたのは田上だった。前半23分、左サイドのコーナーキック(CK)をDF加藤聖が蹴り込むと、相手のマークを外した田上がフリーで左足シュート。岡山にとって歴史に残るJ1初ゴールが決まった。
「素直にうれしい気持ちと岡山にとって歴史的な日なので名前を刻めたのは非常にうれしい。みんなJ1でやれる自信は徐々についてくるものだと思う。でも十分に個を出してやればできると思う。強い気持ちで臨むことが今日みたいな結果を出すことができる要因」
7年前、V・ファーレン長崎がJ1に初昇格。この時、長崎に所属していた田上は1点を負追う前半16分に同点弾を決めた。この日と同じクラブにとっての「J1初ゴール」を挙げたのだった。
「昨日の夜に家族ともそういう話はしていた。持っているねという話をしたんですけど、結果的に持っているのかな(笑)」
チームが落ち着いて90分戦い抜けたのは田上のゴールがあったから。相手に押し込まれる展開でもセットプレーで得点すれば一気に流れを変えることができる。J1の猛者がひしめくなか、岡山は岡山の戦い方で立ち向かい、倒していく。