岡山はスタメン11人で4人がJ1初出場

　今季からJ1に初昇格したファジアーノ岡山が2月15日、開幕戦で歴史的な初勝利を挙げた。京都サンガF.C.とホームで対戦して2-0の完勝。韓国1部蔚山HDから新加入の大黒柱MF江坂任を中心に攻撃を展開し、完璧な崩しからのゴールも見せた。チケット完売1万4574人の前でいきなり悲願のJ1初白星をつかみ取った。

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　超満員のホームJFE晴れの国スタジアム。ここがJ1の舞台だ。立ち上がりこそ相手に主導権を握られるシーンもあったが、徐々に敵ゴールへ迫る。前半23分、コーナーキック（CK）でファーサイドから走りこんだDF田上大地がクラブのJ1初ゴールをゲット。さらに元日本代表の江坂がクオリティーの違いを見せつける。同36分には中央から右サイドのMF柳貴博へ展開し、柳が頭で落とすと走りこんだFW木村太哉が右足を合わせて追加点を奪った。

　守備でも最終ラインで身体を張ってチャンスを阻止。京都の強力な外国人FWラファエル・エリアスやFWマルコ・トゥ－リオらをシャットアウトした。

　スタメン11人で4人がJ1初出場。7人の経験値ある選手が牽引することで、落ち着きあるゲーム運びを行えた。そのなかで、J1初ピッチの木村がゴールも決めた。チーム一丸となって歴史的な一日を最高の形へとつくりあげた。