J1リーグ2連覇中の神戸、開幕戦はドロー 浦和が終盤にネット揺らすもVARで取り消し
![神戸対浦和はスコアレスドロー【写真:柳瀬心祐】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2026/02/15155723/20250215-Kobe-Urawa-yanase.jpg)
浦和と対戦し0-0
2連覇中のヴィッセル神戸が浦和レッズを迎え撃った2月15日の開幕戦は、両者ともゴール前に迫る場面を作ったものの0-0の引き分けに終わった。
【PR】ABEMA de DAZN、日本代表選手の注目試合を毎節2試合無料生中継!
神戸は2月8日の富士フイルム杯スーパーカップと11日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ですでに2試合の公式戦を消化。一方の浦和は今季初の公式戦に、新加入のMFマテウス・サヴィオ、MF松本泰志、MF金子拓郎のトリオを2列目に並べ、最終ラインにはブラジル人DFダニーロ・ボザを起用した。
前半はセカンドボールへの出足の速さを見せた浦和が優勢に進め、前半8分にはサヴィオが相手のプレッシャーを抑え込みながらドリブルで前進してスルーパス。反応した松本がシュートを狙うもゴールポストを直撃した。また、前半30分にはサヴィオのフリーキックにFWチアゴ・サンタナがフリーで合わせるも神戸GK前川黛也がファインセーブした。神戸はハーフタイム突入間際にセットプレーのこぼれ球にFW武藤嘉紀が反応するも枠内に押さえ込めず、0-0でハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がりに神戸はロングスローからFW大迫勇也がヘディングで合わせるも枠外に。そして、神戸にはアクシデントが続いた。後半5分にDF酒井高徳がラインを割ろうとしたボールにスライディングした際に芝に足を取られて負傷し、5分後に自ら交代を要求して退いた。また、後半18分に投入したFWジェアン・パトリッキは5分あまりのプレーでピッチに座り込んでしまいMF飯野七聖との交代に。これにより、神戸は実質的にスタメンから2人を交代するために3回の交代を使い切ってしまった。
浦和は後半36分、サヴィオの左コーナーキックにDFマリウス・ホイブラーテンが頭で合わせ、こぼれ球に飛び込んだ松本が押し込んだ。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言でオンフィールドレビューが行われ、松本の腕にボールが当たっているとしてハンドの反則となりゴールは取り消された。このまま両チームに決勝ゴールは生まれず、開幕節の注目カードの1つは0-0の引き分けで終わった。