昨年J3の9位だった相模原と対戦

　栃木シティFCは2月15日、初参戦となるJ3リーグ開幕節で相模原SCと対戦した。先制を許す展開となったものの、FW田中パウロ淳一の躍動もあり、逆転に成功。2-1で初勝利を手にしている。

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　昨季JFL（日本フットボールリーグ）で念願の優勝を果たし、Jリーグ参入を決めた栃木。初戦の相手は昨季J3リーグで9位だった相模原となった。JFLで去年66得点を奪った攻撃力は健在。だが前半30分、クリアミスを拾われ相模原FW髙木彰人にペナルティーエリア外から強烈なミドル弾を決められた。

　1点ビハインドとなった栃木だったが、その3分後にスローインのクイックスタートで右サイドを攻め込むと、田中が得意のドリブルで単独突破。相手2人を深い切り返しで置き去りにし、最後はFW吉田篤志がゴールへ押し込んだ。吉田は昨季JFLで12得点。その実力を遺憾なく発揮している。前半終了時には主審がアディショナルタイム1分の経過を待たずに誤って笛を吹いてしまう珍事も。その後間違いに気付き、ドロップボールから再開されている。

　後半に入ると互角の戦いを繰り広げた栃木。すると迎えた同39分、左サイドで得たフリーキックのチャンスから田中がボールを送ると、ダイビングヘッドで吉田がこの日2得点目を決める。これで勝ち越しに成功した栃木は、嬉しいJ3初勝利をゲットした。