「あの膝の柔らかさはすごかった」 浦和の“10番”柏木が上海上港オスカルのプレーに脱帽
後半途中からボランチに下がり対峙も「完全にやられました」
浦和レッズのMF柏木陽介は、11日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第4節の上海上港(中国)戦に、トップ下で先発フル出場し、チームは1-0で勝利した。柏木はゲーム中に対峙した相手のブラジル代表MFオスカルについて「あの膝の柔らかさはすごかったですね」と、舌を巻いた。
浦和はこの日、前節の試合終了間際に退場処分となったFW興梠慎三を出場停止で欠いた。前線にはFWラファエル・シルバとFWズラタンが2トップに配置され、柏木はトップ下の位置に入った。ここ数年はボランチでの起用が多かった柏木だが、トップ下として「楽しいですよ、トップ下は。ボランチまで下がって受けたり、高い位置を取ったりとね」と、自由な位置取りをしながら躍動した。しかし、後半途中の選手交代でボランチにポジションを移してからのプレーは、オスカルに世界レベルを見せつけられたと話した。
浦和はR・シルバのゴールで1-0とリードしていた後半15分を前に、FW李忠成とFW武藤雄樹を投入。柏木がボランチに下がり、普段の1トップ2シャドーに変化した。そのことをオスカルは感じ取ってプレーしていたのではないかと、柏木は話す。
「今日は前半から運動量もあって体力がきつかったなかで、オスカルと対峙して完全にやられましたね。気持ちいいくらいに。オスカルは自分が守備の穴だと見抜いていたんじゃないかな。自分が下がったことで向こうが前に来てしまった面もあるから、自分が前にいて相手を下げさせた方が良かったかもしれないけど、それは監督の判断なので」