U-20日本代表がアジア杯白星発進 3-0でタイ撃破…石井&市原&佐藤ら“逸材”躍動
![日本はタイと対戦し勝利【写真:2025 Asian Football Confederation (AFC)】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2025/02/14190257/20250214_u-20japan_afc.jpg)
U-20日本が石井、市原らのゴールで3-0快勝
U-20日本代表は2月14日、中国で行われているU-20アジアカップ(杯)グループステージ第1節U-20タイ代表との一戦で3-0の勝利を収めた。“天才少年”MF石井久継(湘南ベルマーレ)、キャプテンDF市原吏音(RB大宮アルディージャ)など若き才能が爆発し、同大会で好スタートを切っている。
今年9月に開幕する「FIFA U-20ワールドカップ」の出場権を兼ねた今大会。ベスト4入りで本大会の出場権を獲得する。グループDの日本は初戦でタイと対戦。前半12分にDF梅木怜(FC今治)が裏を取り、石井が早速強烈なシュートを狙うも相手GKに阻まれる。それでもその流れで生まれたコーナーキック(CK)から、こぼれ球を石井が押し込んで今大会第1号弾をゲットした。
前半20分過ぎからはタイに攻め込まれる時間帯もあったが、同30分には石井が左ペナルティーエリア(PA)角からカットインで相手の危険エリアに侵入し右足を振り抜く。惜しくもこれは右ポストを叩き2点目とはならなかった。それでもその2分後、裏のスペースを上手く突いた日本に再びチャンスが訪れる。
前半32分。MF中川育(流通経済大)が一本のロングフィードで裏へ抜け出す。相手PA内でGKに倒されPKを獲得。これをキャプテン市原が冷静に沈め、日本はリードを2点に広げた。その後は次第にタイと激しいプレー展開を繰り広げる。相手のファウルも目立つようになるなか、後半開始からDF髙橋仁胡(セレッソ大阪)に代えて桒原陸人(明治大)、MF小倉幸成(法政大)と交代で中島洋太朗(サンフレッチェ広島)がピッチに立った。
後半15分にはFW高岡怜颯(日章学園高)を下げ186センチと大型ストライカー道脇豊(ベフェレン)が投入される。流れを取り戻した日本は同24分、左の背後を取った梅木のクロスにFW佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が合わせてダメ押し弾。タイを完封した日本は3-0で初戦を勝利で飾った。第2節は17日、シリアとの対戦となる。