開幕先発に抜擢18歳「僕が決めていれば」 最多シュート4本で示した唯一の光

開幕戦でスタメン出場のG大阪名和田我空【写真:徳原隆元】
開幕戦でスタメン出場のG大阪名和田我空【写真:徳原隆元】

名和田我空が開幕戦でシュート4本と攻撃で違いを見せた

 ガンバ大阪は2月14日、J1リーグ開幕戦セレッソ大阪戦で、2-5の大敗を喫した。屈辱の黒星で唯一の希望の光となったのが開幕先発の座をつかみ取った18歳のMF名和田我空だった。

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 超大物ルーキーが輝いた。トップ下に入って攻撃で躍動。前半15分、プロ初シュートを放つと、そこから立て続けに3本。同24分にはスルーパスで前線のFW山下諒也へピタリとつけて決定機を演出。同44分にはコーナーキックからこぼれ球をシュートして両軍最多の4本目となった。

「前半にビッグチャンスがありましたけど、僕が決めていればちょっと展開が変わったのかなと思いますし、チャンスがある中で決めなかったらこういうゲームになってしまう」

 神村学園高校から今季加入。まだ高校を卒業していない18歳だ。正確無比なキック、多彩なテクニック、強靭なメンタルを兼ね備えており、U-17アジアカップでは得点王とMVPに輝いた。U-17ワールドカップ(W杯)に出場するなど、各年代別代表で活躍を遂げた。

 プロ初の舞台。通用したことも、課題も感じた。ただ「結果を出すことで自信になると思う」と、次をすでに見据えている。

 練習で主力組に入っていたため「心の準備はしていました」。開幕戦、しかも大阪ダービー。重圧を感じないはずはない。「熱量を感じた」とピッチに立って分かったこともある。

 ダニエル・ポヤトス監督からも期待される18歳。まだまだここから。ピッチで示した“希望”をつなぎ続けていく覚悟はもう十分にある。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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