優勝候補に挙げる“3クラブ” 町田の懸念材料とは…新戦力、監督交代がポイントに?【J1順位予想】
![今季J1を勝ち取るクラブは?【写真:徳原隆元】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2025/02/14132021/20250218_hiroshima-muto-yuma-Tokuhara.jpg)
優勝候補として挙げておきたいのは、広島、神戸、鹿島の3クラブ
2月14日に2025シーズンのJリーグが開幕する。昨季の町田ゼルビアの大躍進に代表されるように蓋を開けてみると事前の前評判が覆されるのがJ1ではおなじみの光景だが、まず優勝候補として挙げておきたいのは、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズの3クラブだ。
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そのなかでも昨季MVPのFW武藤嘉紀が残留し、今年クラブ創設30周年の節目を迎えた神戸を3連覇への期待も込めて1位予想に。前キャプテンMF山口蛍の退団は懸念点だが、MF井手口陽介やMF宮代大聖などその穴を埋める選手は揃っており、今年も先頭に立ってリーグを盛り上げる存在になってほしいところ。
次点は昨季2位の広島を挙げたい。FWジャーメイン良、MF田中聡、MF井上潮音、FW中村草太、DF菅大輝と新戦力が充実。大注目の18歳MF中島洋太朗のブレイクにも大きな期待が懸かる。ミヒャエル・スキッベ体制4年目でチームとしての成熟度も高いだけに悲願のタイトル獲得は現実的な目標といえる。
3位予想は鬼木達新監督を迎えた鹿島。FW鈴木優磨と新戦力FWレオ・セアラが並ぶ2トップの破壊力がどれだけ猛威をふるうのか、監督交代による新スタイルの浸透にどれだけ時間を要するかが大きなポイントになりそうだ。
このほか、MFマテウス・サヴィオやFW長倉幹樹などの新戦力を加えて昨季13位から巻き返しを図る浦和レッズ、ストライカー不在は課題として指摘されるが、総合力の高い昨季4位のガンバ大阪を上位に予想。また、スティーブ・ホーランド監督就任で3バックへの変更が注目される横浜F・マリノスも戦力的には上位に食い込むポテンシャルがあるだろう。
昨季3位と快進撃を見せた町田は今季も積極的な補強を進めて期待感の持てるチームになっているが、運動量を武器に戦うスタイルなだけにACLとの両立が気になるところだ。
一方で、主力選手を引き抜かれたアルビレックス新潟や柏レイソル、湘南ベルマーレ、そして昇格組の3クラブは下位に予想した。クラブ史上初のJ1参戦となるファジアーノ岡山は日本代表経験のあるMF江坂任が韓国から新加入したことが話題に。昨季の町田のような旋風を巻き起こせるか注目したい。