「同級生で誰がうまい?」に即答…「迷いなく彼」 U-20代表で一目置かれる逸材高校生

U-20アジアカップに出場する中島洋太朗と佐藤龍之介【写真:徳原隆元 & Getty Images】
U-20アジアカップに出場する中島洋太朗と佐藤龍之介【写真:徳原隆元 & Getty Images】

遅れて合流した中島洋太朗が与える刺激「良い意味で指標を作ってくれている」

 AFC U-20アジアカップは2月12日に中国で開幕し、U-20日本代表は2月14日に大会初戦でU-20タイ代表と対戦する。U-20日本代表の本体はすでに現地入りを果たしていたが、複数の選手たちは所属クラブの活動があったため、全員が合流できたのは12日になり、初戦前日の13日にようやく初めて全員がそろった状態でトレーニングができたという。13日の午後、MF佐藤龍之介(岡山)がオンライン取材に応じ、チームメイトから得ている刺激について口にした。

 今オフにFC東京から岡山へ移籍したばかりの佐藤は、まもなく開幕するJリーグに向けて準備をしているクラブのことは「ものすごく気になっているのは、正直なところ」と認め、「みんなとも(Jの)話は常にしています。今は代表に集中したいですが、所属クラブのことなのでJリーグのこともずっと考えています」と、チーム内でもJリーグのことが話題になっていると明かした。

 そんなU-20日本代表への合流が遅れた選手の一人がサンフレッチェ広島のMF中島洋太朗だ。中島は広島の一員として、富士フイルムスーパーカップ(スーパー杯)の神戸戦にフル出場して2-0の勝利に貢献。Jリーグが開幕する前に、早くもシーズン最初のタイトルを勝ち取った。

 U-20アジア杯予選に続き、チームの副キャプテンに選出された佐藤は「毎試合自分が出る試合は必ず1点以上は取りたい」と今大会の目標を掲げた。そして、合流した中島のスーパー杯での活躍が刺激になったかという質問には「しっかり活躍してこっちにきてくれたので、刺激になっています。競争もより激しくなっていると思うので、仲間でもありますが、ライバルでもあり、みんな(刺激しあって)頑張っているかなと思います」と続けた。

 すでにトップチームでも結果を残した中島は、一目置く存在のようだ。「本当に洋太朗はうまいですし、『同級生で誰がうまい?』と言われたら、迷いなく彼を挙げています。刺激になっているし、自分も出なきゃいけないと思わせてくれる存在。洋太朗が良い意味で指標を作ってくれていると思います」と、同年代のチームメイトから受けている刺激を口にした。

 この大会を経て世界に羽ばたいていった選手は多くいるが、今回のU-20日本代表も互いに刺激を与えあいながら、2016年のバーレーン大会以来、9年ぶり2度目の優勝を目指す。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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