G大阪がACL江蘇蘇寧に0-3完敗 3連敗でH組最下位転落も自力での16強進出の可能性残す
警戒していたテイシェイラ、ラミレスにゴールを許し、前半に痛恨の3失点
ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4節、敵地での江蘇蘇寧(中国)戦で開始わずか3分、7分と連続失点。前半終了間際にも失点し、0-3で完敗してグループH最下位に転落したものの、他会場の結果により自力での決勝トーナメント進出の可能性を残した。
G大阪は7日に行われたJリーグ第6節サンフレッチェ広島戦からスタメンを3人変更。今季大宮から移籍した泉澤仁、下部組織出身の初瀬亮と高木彰人をスタメンに抜擢。一方で勝てば決勝トーナメント進出が決まる江蘇はFWアレックス・テイシェイラ、第3節で鮮やかなゴールを叩き込んだMFラミレスらがこの日も先発に名を連ねた。
試合は前半3分、いきなりG大阪のキーマンが狙われる。MF遠藤保仁にボールが入りキープしたところで、テイシェイラからハードなチェックを受けてボールを奪われる。その勢いのままテイシェイラにドリブルで持ち込まれると、最後はGK東口順昭の必死のセーブも虚しく0-1と先制点を許した。
悪い流れは続いた。同7分にテイシェイラにペナルティーエリア内にパスを通されると、G大阪守備陣の足に当たり角度が変わる。このボールにいち早くラミレスに反応され、飛び出した東口をあざ笑うかのようにループ気味にシュートを流し込んだ。G大阪にとっては警戒していたはずのブラジル人コンビに得点を奪われ、痛すぎる序盤での2失点となった。
G大阪は江蘇のカウンターにたじたじとなる場面が続いたものの、同23分に初瀬からのクロスに遠藤がゴール前に飛び込むなど、徐々に高い位置でボールを支配した。しかし前半終了間際の同43分、ゴール正面約35メートルの直接FKから韓国代表DFホン・ジョンホに高い打点のヘディングシュートを決められ、3点差をつけられた。