浦和がACL上海上港戦に1-0で勝利、F組首位に浮上 R・シルバ先制弾、オスカルがPK2本外す

前半終了間際にR・シルバが値千金の先制ゴール 悪天候での大一番を制す

 風の激しいなかで行われた大一番、11日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4節、浦和レッズ対上海上港(中国)の一戦は、浦和が1-0で勝利してグループF首位の座を奪った。前半終了間際にFWラファエル・シルバのゴールで先制すると、後半には2度にわたるPKのピンチを切り抜け勝利した。

 両者は3月15日に上海のホームで対戦し、浦和は2-3で敗れた。上海が3連勝でグループ首位、浦和が2勝1敗で2位に続く形での直接対決となり、グループの首位通過の行方を占う一戦になった。

 浦和はFW興梠慎三が出場停止でMF関根貴大が負傷欠場。MF駒井善成を右アウトサイドに入れ、前線はMF柏木陽介をトップ下にFWズラタンと負傷明けのFWラファエル・シルバが2トップを組んだ。一方の上海は、7日のリーグ戦で負傷交代した元ブラジル代表FWフッキが来日したものの登録メンバーからは外れた。ブラジル代表MFオスカルをトップ下に、FWエウケソンが1トップに入った。

 粒の細かい雨が強風にあおられて視界が悪くなるコンディションのなか、ゲームは立ち上がりにいきなり浦和が決定機をつかんだ。開始1分と経たないうちに左サイドからMF宇賀神友弥が送ったアーリークロスを、R・シルバが右足で合わせるとボールは右ポストを直撃。跳ね返ったボールをズラタンが左足で狙ったが、枠を外した。

 その後は浦和がボールを支配する展開になった。しかし、上海の守備陣もボール際の厳しい寄せを見せ、浦和は決定機を作れない時間が続いた。上海は前半35分に右サイドからのクロスをFWリュ・ウェンジュンがヘディングで合わせると、ボールは左ポストを直撃。浦和は冷や汗をかかされたが、事なきを得た。

 このままスコアレスで前半終了かと思われた同44分、中盤でボールを奪ったところから速攻を仕掛けて左サイドに展開すると、フォローしたMF青木拓矢、ズラタンとパスがつながり、最後はズラタンから横パスを受けたR・シルバがゴール左に決めて先制。大会3ゴール目となるゴールにより浦和が1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。

 

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