J2降格で痛感“メンタルの悪循環” 「マンCでもそうなる」…元日本代表が強調する強者の意識

横浜FCの鈴木武蔵【写真:徳原隆元】
横浜FCの鈴木武蔵【写真:徳原隆元】

横浜FCに完全移籍で加入した鈴木武蔵「メンタル的な部分でもやっぱり来る」

 今シーズンから横浜FCに完全移籍で加入した元日本代表FW鈴木武蔵が、開幕ダッシュへの決意を語った。「Jリーグ開幕イベント」が都内で開催され、J1全20クラブの代表選手とマスコットが登場。昨季は北海道コンサドーレ札幌でJ2降格を味わった経験を糧に、「メンタル的な部分はすごく大事」と明かした。

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「いいキャンプができて、四方田さんの理想とするサッカーができつつあるので楽しみです。チームの目標である残留を成し遂げるには、フォワードの僕が2桁取らないと。昨シーズン悔しい思いをしただけに、今シーズンにかける思いというのも強いので、2桁取ってチームを残留させられたらいいなと思います」

 札幌時代にも指導を受けた四方田修平監督について「札幌にいたときは、本当に優しいコーチというイメージだった」と明かす。「すごく嬉しい部分はあるし、去年もミシャさんに呼ばれて札幌に行かせてもらって、今年も四方田さんに呼ばれてというところで、その期待に必ず今年は応えたい」と力を込めた。

 また、札幌で同僚だったDF福森晃斗、MF駒井善成と再び戦える心強さも語った。期限付き移籍中の福森の去就は分からない状況だったが、「いてくれたらいいなと願っていたんですけど、もう1年レンタル延長してくれてすごく嬉しかった」というほど。チーム合流後も「変わらず話しました」と笑顔を見せた。

 残留争いを戦うなかで痛感したのは、「イージーな先制点を相手に与えてしまうと、試合展開も厳しくなってしまう」ということ。「自分たちの心境的にも、また今日も先制点やられたというメンタル的な部分でもやっぱり来る。そこのメンタル的な部分はすごい大事なので」と開幕ダッシュの重要性を語った。

「負けが込んできたら自信もなくなって、どんどん悪循環になっていく。マンチェスター・シティとかでもそういった悪循環に陥ってしまうときがあるので、そうならないように。負けることはあると思うんですけど、その1試合で切り替えて、また次に向かっていくしかないかなと、すごく去年で痛感しました」

 2月11日で31歳になり、自身もチームを引っ張っていく立場。「悪循環になったときに選手1人1人に自信をつけさせてあげたいですし、自分たちが弱い立場で試合に挑むのではなくて、強者として試合に挑めるように」と決意がみなぎる。昨季の終盤から徐々に状態も上げており、再ブレイクにも期待がかかる。

(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)



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