バーミンガム岩田智輝の一撃が海外で反響、FAカップで衝撃ゴラッソ

　イングランド3部バーミンガム・シティのMF岩田智輝は2月8日のFAカップ4回戦で同1部ニューカッスルを相手に強烈なミドル弾でゴールネットを揺らした。スコットランドの名門セルティックでは思うように出場機会を得られなかったが、バーミンガム移籍で覚醒した27歳の活躍ぶりに古巣ファンからは「なぜ売ってしまったんだ？」「手放すのが早過ぎた」といった声が挙がっている。

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　岩田は昨夏に出場機会を求めてセルティックからバーミンガムへ完全移籍。瞬く間にレギュラーの座を掴み、韓国代表MFペク・スンホとのボランチコンビはリーグ屈指のユニットとして評価を得た。

　そんな岩田は格上ニューカッスルとの対戦でも存在感を示した。1-2で迎えた前半40分、クロスボールのこぼれ球をゴールまでおよそ20メートルの距離から右足のハーフボレーで捉えると、イングランド代表GKニック・ポープもノーチャンスの強烈な一撃がゴールネットに突き刺さった。バーミンガムは2-3で敗れたものの、27歳の日本人MFが放った一撃に現地実況も「なんてゴールだ！イワタのなんて素晴らしいゴールだ！」と絶叫するほど強烈なインパクトを残した。

　スコットランド紙「ザ・スコティッシュ・サン」は「手放したのが早過ぎたのでは？　彼は素晴らしい活躍をしている」「なぜ彼を売ってしまったんだ？」「まさに驚異的だ」「とんでもないゴラッソだ」と岩田の活躍に反応するセルティックファンのコメントを伝えた。セルティックではほとんど出番が得られなかったが、イングランドで別人のような輝きを放っているだけに、今になって退団を惜しむ声が上がっていた。