3部クラブがまさか…40m弾は「史上最高のゴールの一つ」 王者シティ震撼の一振り

ジェイミー・ドンリーが衝撃の超ロングシュート(17番)【写真:ロイター】
ジェイミー・ドンリーが衝撃の超ロングシュート(17番)【写真:ロイター】

レイトン・オリエントのジェイミー・ドンリーがシティ相手にロングシュート

 FAカップ4回戦でイングランド3部レイトン・オリエントが同1部マンチェスター・シティを相手に大健闘を見せた。そして、FWジェイミー・ドンリーがハーフウェイライン付近から放った超ロングシュートは「一世一代の一撃」「FAカップ史上最高のゴール」などと称賛されている。

 下部リーグのクラブがプレミアリーグのクラブを倒す“ジャイアントキリング”が醍醐味の一つでもあるFAカップ。レイトン・オリエントはプレミア王者シティを相手に前半16分に先制ゴールを奪う。

 積極的にプレスをかけ、ハーフウェイライン付近でボールを奪取すると、ドンリーは迷わず左足を振り抜いた。シュートはクロスバーに跳ね返り、GKシュテファン・オルテガに当たってゴールイン。記録上はオルテガのオウンゴールになったが、約40メートルの超ロングシュートが先制点となった。

 試合はその後、シティが逆転して2-1で勝利を収めレイトン・オリエントによる番狂わせこそ起こらなかったが、ゴールに対する反響は広がっている。

 英公共放送「BBC」のサッカー番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」に出演した元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏は「間違いなく注目に値するゴール。一世一代の一撃だ。あの位置からシュートを打とうとする考えがまず驚きだよ」とドンリーのシュートの判断を絶賛した。「BBCラジオ5ライブ」に出演した元イングランド代表FWクリス・サットン氏も「なんてストーリーだ。本当に衝撃的なゴール。オウンゴールではあるが、FAのカップ史上最高のゴールの一つ」と称えていた。

 また、このゴールを決められたシティを率いるペップ・グアルディオラ監督はシュートの前のボール奪取のプレーがファウルだったと主張しつつも、「素晴らしいシュート。クオリティー、テクニック、スピード、ボールの軌道。ドンリーを祝福するよ。素晴らしい左足を持った選手だ」とドンリーに賛辞を送っていた。

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