G大阪幹部が明言「近日中には良いお知らせ」 新戦力は交渉中…14日ダービー「期待して」

ガンバ大阪の水谷尚人社長【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
ガンバ大阪の水谷尚人社長【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

キックオフイベントに水谷社長や松田フットボール本部長が出席

 ガンバ大阪は2月9日、本拠地のパナソニックスタジアム大阪でキックオフイベントを開催した。水谷尚人社長や松田浩フットボール本部長らが出席。水谷社長は今季のスローガンを引き続き「BE THE HEAT, BE THE HEART」「青い炎となり、熱狂を生み出し、中心となる」であると発表し、松田本部長は今季の編成について言及した。

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 1月に就任したばかりの水谷社長はこれまで湘南ベルマーレで7年間、社長を歴任した。G大阪に関わるに当たって「組織の中ではビジョンが大事。それがあって初めてみんなが1つにまとまる」として社会的、事業的ミッションを説明。地域活動は「こんなにガンバが活動していると知らなかった」と驚きもあったようだ。

 松田本部長は「チャレンジングにゴールに迫る青い炎としてスタジアムに熱狂の渦を巻き起こす」という「フットボールフィロソフィー」について言及。「結果を現場の監督や選手に丸投げでは持続的に結果を出し続けることは難しい。クラブ主導の仕組みづくりが重要」として、監督選びから選手のスカウトの判断基準を設けたとした。「攻守に主導権を握る魅力的なサッカーで勝利を追求する」とトップチームのプレーイングフィロソフィーを掲げる一方、アカデミーにも目を向け「ガンバらしさ、DNAが暗黙知だった。伝承を向上させる目的として作業をスタートさせた」と、約1年かけてつくりあげてきた。

「フットボールの原理原則に則ったプレーは魅力的なだけでなく、勝利やゴールを目指す、アグレッシブでタフで楽しむ。やっていても見ていても楽しい。本質を合致するガンバらしさを実現したい」

 そのなかで、今季の編成についても説明した。今季はドイツ2部ニュルンベルクから森保ジャパン入りの経験もあるMF奥抜侃志、ジェフユナイテッド千葉からDF佐々木翔悟、アカデミー育ちのFW南野遥海、FW唐山翔自らがレンタルバックし、神村学園高校から“超高校級”MF名和田我空が加入。今春から高校3年生になる17歳のGK荒木瑠偉がトップ昇格を果たしたが、昨季リーグ10得点のFW坂本一彩、ボランチの主力だったMFダワンの“穴”を埋めきったわけではない。松田本部長は「オフシーズンからプレシーズンにかけて想定外の海外からのオファーもあり、現在もまだ補強は継続中」と現況を明かした。

「フィロソフィーを沿った必要な選手の獲得を進めている。非常に交渉は困難を極めている。なんとか近日中には良いお知らせができるのではないかと思うので期待してお待ちいただければ」

 14日にはセレッソ大阪との開幕ダービーで今季のスタートを切る。昨季4位で10年ぶりのタイトル獲得を目指すチームの“ニューフェイス”を心待ちにしたい。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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