久保建英以来の中学生…ニア上豪快弾 柿谷コーチから15歳逸材へ金言「いい意味で騙された」
![チームの4点目を決めた長南開史【写真:徳原隆元】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2025/02/08143049/20250208_Chonan-Kaiji-Tokuhara.jpg)
15歳の長南がダメ押しの4点目
国立競技場で15歳が決めた一撃に、元日本代表の柿谷曜一朗コーチも笑顔で祝福した。2月8日に行われた「NEXT GENERATION MATCH 2025」でU-18のJリーグ選抜と、日本高校サッカー選抜が対戦。Jリーグ選抜コーチを務めた柿谷氏は、4点目を決めたMF長南開史(柏レイソルU-18)にアドバイスも送っていた。
3-1で迎えた後半アディショナルタイムだった。この日スタメン出場していた長南は、終盤まで体力を使いスタミナも限界のようにも見えた。だが味方が競り合いでつないだボールを左前線で受けると、外に持ち出してからゴールニア上に突き刺す。歓喜の輪がJリーグ選抜側のベンチに作られ、柿谷コーチも笑顔で長南を称えた。
長南は2009年生まれの15歳。中学3年生ながら174センチの恵まれた体格を持つ。日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)以来、中学生で同大会に出場。柿谷コーチはこの15歳のゴールについて長南を賞賛する。「開史はもうガス切れかなと思っていた。でも『最後のために休んでいた』とさっき言っていたので、いい意味で騙されましたね」と、嬉しさを滲ませた。
「彼の良さを最大限に引き出すには結果を残すことと、プレーを何回も続けること。彼はそれを何回もできる。最後はシュートで終わる、振り抜くというのを彼には言っていた」
試合後に取材陣に取り囲まれた長南は「大きい舞台でやるのは初めて。最初緊張したけど、いつも通りのプレーができましたし、点も決められたので良かったです」とほっとした表情と、少しまだこの状況に慣れないといった顔も見せた。元日本代表の一言も、大きな力になったはずだ。
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