韓国代表が語った日本の良さ「妻と街中を歩くと」 視線は感じても…過ごしやすい理由【インタビュー】

札幌でプレーするパク・ミンギュ【写真:徳原隆元】
札幌でプレーするパク・ミンギュ【写真:徳原隆元】

札幌のパク・ミンギュ「毎日1時間くらいは日本語の勉強をずっとしています」

 北海道コンサドーレ札幌の韓国代表DFパク・ミンギュが、日本での挑戦を楽しんでいる。昨年7月に加入すると、即座にレギュラー定着。去就にも注目が集まったが、J1昇格へ向けて残留を決断した。異国での生活を苦にしないのは理由があるようだ。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大/全3回の3回目)

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 日本でプレーするという夢が、28歳にして叶ったパク・ミンギュ。プライベートの過ごし方を聞くと、「妻と一緒に観光」と答えてくれた。「観光地の小樽にも行ったし、あとは札幌の中心地でショッピングをしたり。美味しいものを食べたり、あとカフェも好きなので行ったりしています」と笑顔を見せる。

「妻と街中を歩いている時、韓国だったら例えばサッカー選手がいたら、すぐにサインくれとかガンガン来る(笑)。日本だと選手を尊重してくれるというか、視線を感じてもそっとしておいてくれる。そういう点は違いを感じましたが、大きな文化の差みたいなところは今のところそこまで感じてないです」

 来日して半年と思えないほどすっかり日本に馴染み、好きな日本食を聞いても選びきれないほど。しかし、その裏では地道な努力を続ける。「毎日1時間くらいは日本語の勉強をずっとしています。聞き取りはなんとなく分かってきたんですけど、喋るのが全然まだまだ追いつかないところですかね」と明かす。

 自身のインスタグラムでは日本の歌を練習する様子も披露したが、「歌に限らずドラマとかいろんなところから勉強しています」という。昨年は「地面師たち」にもハマっていたと教えてくれた。チームメイトからも日本語を教えてもらうなど、「みんなとは仲良くやらせてもらっています」と頼もしい限りだ。

 海外初挑戦ながら結果を残すことができているのは、その土地を楽しみながらも努力を怠らないから。今季は岩政大樹監督が就任し、1年でのJ1復帰を目指すシーズン。MF高嶺朋樹を除く大型補強はないが、パク・ミンギュの残留はそれ以上の価値があるのは間違いない。どのような活躍を見せてくれるだろうか。

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