ミランに加入したジョアン・フェリックスがデビュー戦でゴール

　環境を変えたことで、才能ある選手が能力を発揮することは珍しいことではない。今冬の移籍市場でイングランド1部チェルシーから、イタリア1部ACミランへレンタル移籍したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスも、その一人になるかもしれない。ミランでのデビュー戦で、その片鱗を感じさせる見事なチップキックシュートでゴールを挙げた。

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　フェリックスにとって新天地での初戦となったのは、2月5日に行われたコッパ・イタリア準々決勝のローマ戦。前半を2点リードで折り返したなか、後半14分にフェリックスは投入されると、その13分後に結果を出す。同じく今冬の移籍市場でミランに加入したメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスのスルーパスに抜け出すと、GKとの1対1の局面でチップキックを繰り出してゴールを決めてチーム3点目を挙げた。

　2019年に1億2600万ユーロ（約198億円）の移籍金でポルトガル1部ベンフィカからスペイン1部アトレティコ・マドリードへ移籍した神童は現在、移籍専門サイト「Transfermarkt」の市場価格では3000万ユーロ（約47億円）まで評価を下げたが、25歳の秘めているポテンシャルを示す一撃となった。

　デビュー戦を3-0の勝利で飾ったフェリックスだが、セリエA公式X（旧ツイッター）はミランの新加入コンビが生み出したゴールを動画で紹介。ファンからは「芸術！」「完璧なパス」「100点満点！」「すごいテクニック！」とゴールを称えるとともに、「この2人がACミランの歴史を作るような気がする」「ミランの冬の移籍の2つの補強は成功したと見る」と、ミランへの移籍の成功を感じている反応、さらに「ここ数年はフェリックスにとって困難だったが、クオリティと才能に疑いの余地はない」「やっぱり天才児」「才能の塊」とフェリックスの能力を再認識したコメントも多く見られた。