大物ルーキー出現…168cm逸材に「かなり期待」 元J選手が絶賛、強豪クラブで「即戦力になる選手」【インタビュー】
![広島に加入した中村草太(写真は明大在籍時)【写真:FOOTBALL ZONE編集部】](https://www.football-zone.net/wp-content/uploads/2024/11/11172634/20241111-Sota-Nakamura-footballzone.jpg)
解説者の林陵平氏に訊く富士フイルム・スーパーカップの見どころ
2025シーズン到来を告げるJリーグ富士フイルム・スーパーカップ(2月8日)は、ヴィッセル神戸(昨季J1王者)対サンフレッチェ広島(昨季2位)の顔合わせで行われる。昨季リーグ戦で優勝を争った2チームがどんな戦いを繰り広げるのか。Jリーグ通算300試合出場を誇り、日本テレビ系で午後1時30分から地上波放送される一戦で解説を務める林陵平氏に、見どころと注目選手を訊いた。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓)
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昨季J1リーグは、最終盤まで熾烈な優勝争いが展開された。最終節の結果を経て、神戸が2連覇を達成。一方、9年ぶり4度目の優勝を狙った広島は、勝ち点差4の2位に。シーズン最後の5試合を切り取れば、4敗(1勝)を喫した広島に対し、1敗(2勝2分)にとどめた王者・神戸の勝負強さが光る形となった。
両チームの監督は今季も継続指揮。戦術に関してはそれぞれのカラーがある。林氏は「どちらも戦い方がはっきりしている」と指摘するように神戸は大迫勇也、武藤嘉紀、宮代大聖といった前線のタレントを活かした速い攻撃、広島はボールホルダーを味方が追い越すアグレッシブな攻めが印象的だ。
そんな2チームに関して、林氏はハイプレス、インテンシティの高さが共通項だと指摘。ハイプレス戦術がトレンドとなった昨季のJリーグを踏まえ「ハイプレスを回避して突破するようなチームが出てくると、より全体のレベルが上がっていく」と見解を示し、「神戸と広島で注目してほしいのは、強度のぶつかり合いと、どうプレス回避するか。その部分は目線付けとしては面白い」と注目する。
補強に目を移すと、より積極性が顕著なのが広島だ。昨季J1で19ゴールのジャーメイン良(←ジュビロ磐田)を筆頭に、田中聡(←湘南ベルマーレ)、菅大輝(←北海道コンサドーレ札幌)ら実力者の獲得に成功。なかでも林氏は、大卒ルーキーFW中村草太に期待の目を向ける。
168cmと小柄ながら、切れ味鋭いドリブルと決定力を活かし、明治大では関東大学リーグ史上初となる2年連続での得点王&アシスト王に輝いた。「昨年、Proプロライセンス取得の一環で明治大学に教えに行ってたんです。直接指導してはいないんですがドリブルのスピード、シュートのうまさもある。かなり期待したい」と林氏。前線にはタレントが多く、熾烈な競争を余儀なくされそうだが「即戦力になる選手だとは思う」(林氏)とも。
ルーキーイヤーでいきなりブレイクとなるのか。スーパーカップでのプレーぶりに注目だ。
■放送概要
・FUJI FILM SUPER CUP 2025 ヴィッセル神戸×サンフレッチェ広島
地上波日本テレビ系 2月8日 午後1時30分? 全国ネット生中継
・NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜×日本高校サッカー選抜
日テレジータス 2月8日 午前10時15分? 生中継
地上波日本テレビ系 2月8日 午後3時40分? ダイジェスト放送