上海上港のビラス=ボアス監督が浦和のサッカーに感銘 「非常に攻撃的で素晴らしい」
「プレーの選択肢が多く選手も流動的に動く」
そうした世界的なキャリアと実績を持つビラス=ボアス監督にとって、浦和のサッカーには共鳴するものがあった模様だ。会見では、浦和の攻撃戦術にも踏み込んで絶賛している。
「彼らのシステムは3-4-3になっているが、プレーの選択肢が非常に多く、選手たちも流動的に動く。ピッチを広く大きく使い、スペースを使うサッカーだ。全ての選手がこれを意識しながらやっているのだろう。だからこそ、Jリーグで20得点しているはずだ。それに、彼らのディフェンスも今は以前よりもっと安定しているのではないか。彼らはずっと攻撃サッカーであり、同じことをやり続けている印象を持っている」
浦和の基本システムでは、攻撃時に5人が最前線に構え、3バックの両ストッパーであるDF森脇良太とDF槙野智章も頻繁に攻撃参加する。そして、「ピッチを広く大きく使う」と攻撃戦術を称賛した。
ビラス=ボアス監督は「浦和レッズは高いクオリティーを持つ。明日はアウェーゲームであり、多くのサポーターに囲まれる難しい状況もある試合だ」と、警戒感を隠さなかった。グループFの大一番となる一戦で、浦和は欧州で名を馳せた戦術家を唸らせるような攻撃サッカーを展開できるだろうか。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
page1 page2