上海上港のビラス=ボアス監督が浦和のサッカーに感銘 「非常に攻撃的で素晴らしい」

ポルトでELも制した若き戦術家が前日会見で熱弁 「レッズの監督のおかげだろう」

 上海上港のアンドレ・ビラス=ボアス監督は、浦和レッズの攻撃サッカーを熱く称賛した。11日に浦和とAFCチャンピオンズリーグ第4節のゲームで激突する上海上港は、試合前日の記者会見に臨んだ。UEFAチャンピオンズリーグでも指揮を執った経験のある戦術家は、「今の時代でこれだけの攻撃サッカーを、こんなに長い期間やっているのは非常に素晴らしい」と話している。

 グループFの状況は上海上港が3連勝で1位、浦和が2勝1敗で2位に続いている。上海上港としては、11日のゲームで浦和に勝利すれば2位以内が確定しベスト16進出が決まる。そのため「明日のゲーム、ぜひチャンスをつかんで勝利したい。明日は難しい試合だ。グループを突破するために最も難しい試合かもしれないが、全力を尽くしたいし、なるべく早く突破を決めたい」と、勝利を目指している。

 そうしたなか報道陣から3月に直接対決をして、3-2の勝利を収めた浦和の印象を問われると、ビラス=ボアス監督は熱弁を振るった。

「浦和レッズは非常に攻撃的なチームだと感じた。今の時代でこれだけの攻撃サッカーを、こんなに長い期間やっているのは非常に素晴らしい。攻撃のルートもたくさんある。これはレッズの監督のおかげではないか。彼らがずっと攻撃サッカーをやっているからこその成功になるだろう」

 ビラス=ボアス監督は、FCポルト、チェルシー、インテルで現マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督のアシスタントコーチを務めたが、自身が監督としてのキャリアをスタートさせると、その“師匠”とは対極とも言える攻撃的なサッカーを志向してきた。2010-11シーズンには、ポルトを率いてUEFAヨーロッパリーグ制覇も成し遂げ、その後はイングランドに渡りチェルシーも率いた。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング