海外議論「ファウルか?」 欧州日本人レッド退場に疑問、誇張転倒?…専門家「おそらくそうだ」

レギア・ワルシャワの森下龍矢【写真:Getty Images】
レギア・ワルシャワの森下龍矢【写真:Getty Images】

レギア・ワルシャワ森下龍矢の退場処分に海外専門家が言及

 ポーランド1部レギア・ワルシャワの日本代表DF森下龍矢は現地時間2月2日に行われた第19節のコロナ・キェルツェ戦(1-1)でレッドカードを受け、退場処分となった。現地メディア「TVPスポーツ」では「森下はサッカーが残酷だと知った」と報じられ、判定の正否について議論されていた。

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 前半23分のプレーだった。森下は最終ラインの背後に抜け出したMFビクトル・ドゥウゴシュを追いかけ、その後の接触プレーで相手を倒す格好に。森下はノーファウルをアピールしたが、主審はレッドカードを提示した。VARチェックが入っても判定は覆らず。27歳の森下はこれがプロキャリア初のレッドカードだった。

「TVPスポーツ」ではポーランド人の元国際審判員、ラファル・ロストコウスキ氏がこの場面の判定について言及。「私は相手選手を妨害するほど強く押したわけではないという森下の抗議を信じる。だが、問題は彼が相手を押したり邪魔しようとするような手の動きをしたことだ。サッカーはバレエとは違い、時にこうした微妙な仕草が試合の行方を左右するんだ」と語った。

 同氏は森下のプレーについて「実際にファウルだったのか、それとも相手の動きに影響を与えない不本意な接触だったのか、正確に判断することはできない」と判定の難しさについて触れたうえで、「しかし、現代サッカーでは、このような動作も審判によってファウルとみなされる。現代の審判はそのように教育されている」「ファウルをとった以上、レフェリーは自動的にDOGSO(決定的な得点機会の阻止)、つまり明らかなゴール前での行為の妨害として扱わなければならなかった」とも話した。

 さらに、ロストコウスキ氏は「彼(ドゥウゴシュ)はフリーキックとレッドカードのために誇張して倒れた? おそらくそうだろうが、彼が非難されるには強力な証拠がない」と自身の見解を示し、「一部の選手によるピッチ上で演技が不快感や疑問を抱かせている」と苦言も呈していた。

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