ミラン番記者が語る、本田とスソの“立場逆転劇”の裏側 10番の3年間総括「飛躍できなかった」
「十字架にかけるにはふさわしくない」
「本田のことは残念ながら評価できない。今年に関しては、特に表現するチャンスを与えてもらえなかったのだから、ね。十字架にかけるにはふさわしくない。しかし、3年間を振り返って考えてみよう。ミランで大きな成長ができなかったことは間違いなかった。キャリアで飛躍はできなかった。アメリカに行き、また違うキャリアの道を歩むことになるだろう」
ミランでベンチを温め続けている本田とスソの差は開く一方というのが実情だ。高いテクニックとスピードを生かした局面打開力、ラストパスの精度が武器で、創造性溢れるスソに攻撃面の弱点は少ないという。
今季出番が少なかった本田については、ミランでの3年間を「飛躍できなかった」と寂しく総括している。
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倉石千種●文 text by Chigusa Kuraishi
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images