バルサ17歳が6人翻弄衝撃プレー「信じがたい」 10年ぶり記録達成の神童を監督称賛「天才」

バルセロナのラミン・ヤマル【写真:Getty Images】
バルセロナのラミン・ヤマル【写真:Getty Images】

フリック監督もヤマルを絶賛

 スペイン1部FCバルセロナは、現地時間2月2日に行われたラ・リーガ第22節でアラベスと対戦し1-0の勝利を収めた。前半開始早々にスペイン代表の17歳FWラミン・ヤマルが見せた6人抜きのドリブルに、ハンジ・フリック監督も「彼は天才だ」と賛辞を贈った。

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 優勝争いをしている3位のバルセロナはホームに低迷するアラベスを迎え撃った。試合はバルセロナがボールを握るも前半はスコア動かず。それでも後半16分、コーナーキックの流れから、ヤマルのシュート性のクロスにFWロベルト・レバンドフスキが合わせて先制に成功した。試合はそのまま終了しバルセロナが1-0で勝利を収めている。

 そんななかヤマルが試合開始早々に見せたドリブルが話題に。前半4分、ハーフウェーライン付近の右サイドでパスを受けたヤマルはドリブルを開始。ターンで2人をかわし、さらにプレスに来たアラベスの選手をキックフェイトなどで4人をはがした。最後はFWラフィーニャへパスを通したが、ゴールとはならなかった。

 このプレーについて、元バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシや、ワールドカップ(W杯)での5人抜きドリブルが伝説になっている同代表のレジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏と比較する質問を受けたフリック監督は「ラミンは天才だ。彼が今日、いくつかの状況の中で起こしたことは信じがたいものだった。彼がバルサでプレーしていることをとても嬉しく思う。素晴らしいよ」と話したと、米スポーツ専門局「ESPN」は報じた。

 また、レポートによると「この試合のヤマルは合計21回のドリブルを試み、そのうち11回を成功させた。オプタ社によると、少なくとも2005-06年以来でバルセロナの選手がスペイン1部の試合でのドリブル回数が最多で、2007年4月のマジョルカ戦ではメッシが20回試みた」とされた。フリック監督は「17歳にしては素晴らしいプレーをしている。相手は簡単ではない。強いし、良く守るし、彼に厳しい当たりで来る。でも、彼はよくやっている」とも話したという。

 スペイン紙「マルカ」では「この若いバルサ下部組織出身選手は、マラドーナ、ロナウジーニョ、メッシがかつてそうであったように、毎試合観衆を楽しませている」と、かつてのスター選手たちと同列に並べる。そして「よく、チケット代を払う価値がある選手がいる、と言われるが、ラミンは間違いなくその選ばれし選手の1人だ」と称賛していた。

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