ACL大一番に挑む浦和監督、上海上港の組織力を警戒 オスカルら「外国人頼みではない」

負傷したフッキも来日、強行出場も?

 チェルシーなどで指揮を執ったアンドレ・ビラス=ボアス監督が率いる上海上港は、これまでに浦和が対戦したルイス・フェリペ・スコラーリ監督が率いる広州恒大などの中国クラブとは戦術的なレベルが違うと警戒している。前回対戦前には背番号7の中国代表FWウー・レイへの警戒感を語るなど、ブラジルトリオに集中することは危険だと説いた。

 前節で浦和から3点目を奪ったFWフッキは、7日の中国リーグ山東魯能戦で足首を痛めて負傷交代。この試合への出場が危ぶまれるが、クラブの公式インスタグラムには日本行きの飛行機に乗っている画像がアップされている。それだけにペトロヴィッチ監督も「プレーしないのに日本に来たとは思っていない。来ているからにはプレーすると思っているし、彼もかつてプレーしている日本でその姿を見せたいのではないか」と、出場する前提で浦和側も準備を進めている模様だ。

 攻撃的なパスワークを武器とし、マイボール時には流動的な可変システムを採用する戦術家ペトロヴィッチ監督と、欧州でも実績を積んだビラス=ボアス監督による指揮官同士の対決も、大一番の行方を左右することになりそうだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

 

 

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