新体制・鹿島が水戸とドロー 新戦力は不発…開始6分で失点も田川亨介が同点弾
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鬼木監督体制で迎えたいばらきサッカーフェスティバル2025
J1の鹿島アントラーズは2月1日、Jリーグプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2025」でJ2の水戸ホーリーホックと対戦した。当日券も完売、入場者数は1万505人となったケーズデンキスタジアム水戸で、試合は1-1の痛み分けとなった。
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2005年より継続的に開催されている同大会は、今年で第21回目を迎える。第10回(2014年)、第17回(2021年)を除き毎年プレシーズンに実施され、25年は水戸のホームで行われた。
鹿島は今年から鬼木達監督が就任。この日は新戦力のFWレオ・セアラと、エースのFW鈴木優磨を前線に置き、中盤にはレンタルから復帰したMF荒木遼太郎も先発入り。キャプテンのMF柴崎岳や中盤の要であるMF知念慶など主力が並ぶ。怪我から復帰したDF濃野公人もスタメンに名を連ねた。
序盤にダイレクトパスで左サイドを崩しDF安西幸輝の強烈なシュートもあったが、均衡を破ったのは水戸。前半6分、ペナルティーエリア内でつないだボールをFW草野侑己が折り返し、最後はFW久保征一郎が押し込み水戸が先制。このゴールはその後、オウンゴールと訂正された。
鹿島はその後も高い位置を取ったサイドバックのスペースを突かれ守備が後手に回る場面も。中盤でのパス連係がうまくいかないシーンも見られたが、前半15分にこぼれ球を拾ったMF田川亨介が同点弾を叩き込んだ。
後半は両者ともにチャンスは作るも膠着状態に。鹿島は後半18分にゴールを決めた田川に代わって17歳FW徳田誉、濃野が下がりDF小池龍太を投入する。同23分にはレオ・セアラ、柴崎、荒木がベンチに下がり、FWチャヴリッチ、MF樋口雄太、FW師岡柊生をピッチに。するとフレッシュな選手の投入で、鹿島の攻撃に勢いが増した。だがあと一歩得点には結びつかず、1-1のまま試合はドローで決着。交代枠からも層の厚さが見えた鹿島は、ここからシーズン開幕へ向けさらなるアップデートを目指す。
(FOOTBALL ZONE編集部・金子拳也 / Kenya Kaneko)