昇格Jクラブ助っ人FWは「絶対相手にしたくない」 内田篤人が現地で衝撃「あれはすごい」
岡山FWルカオを内田篤人も絶賛
今シーズンJ1初昇格を決めたファジアーノ岡山は、強烈なストライカーを擁している。身長191センチ、体重91キロのFWルカオだ。昨シーズンのJ2で33試合に出場して5得点を挙げた29歳のブラジル人ストライカーをキャンプで見た元日本代表DF内田篤人氏は、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」で、「もう本当に桃太郎」と目を見張った。
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ルカオは2019年に鹿児島ユナイテッドFCに加入すると、その後、ツエーゲン金沢、松本山雅FCを経て、2023年から岡山に加入した。J1昇格プレーオフでも圧倒的なフィジカルで局面を打開する場面が話題になったルカオは、キャンプでの鹿島アントラーズとの練習試合でも活躍。ルカオが1得点1アシストを記録した、その試合を取材した内田氏は、「絶対に相手にしたくないFW」と印象を語った。
この試合でルカオはDF関川郁万からボールを奪うと、ボールを取り返しに来た関川をはねのけて独走。ラストパスを送ってアシストを記録した。内田氏は「めちゃくちゃ頑張るし、ああいう選手がいるとチーム全体が元気になる。いいですね」と、印象を語った。
内田氏のインタビューに応じた新加入のU-20日本代表MF佐藤龍之介は、ルカオについて「やばいっす。(性格は)優しいブラジル人。めちゃくちゃ優しいブラジル人で、割と日本も長くて日本語も喋れるし、めちゃくちゃ陽気な人」と語った。
堅守からワントップのルカオに当てて、ボールを前進させるというサッカーを見せていた岡山だが、内田氏は「ボーンと蹴ったのを前の選手、ルカオ! あれはすごい。本当に桃太郎だった。表現があってるかわからないけど、ワンパク!」と言い、昨シーズンの仙台戦で縦パスを受けて相手DFを吹き飛ばしてアシストしたシーンを見ると「いやー。これ全部やってくれたら楽だよね、ほかの選手は」と、ボールを収めて運んでいけるルカオの力強さを絶賛した。
J2ヴァンフォーレ甲府のアンバサダーでシーズン中も岡山の試合を見ていたというゲストの元日本代表FWマイク・ハーフナー氏も「昨年のプレーオフでいきなり覚醒した感じがあった」と、2025シーズンを前に調子を上げていると語った。
鹿島との練習試合は45分×4本という変則的な形で行われたが、この試合で1得点1アシストをしたルカオの活躍もあり、岡山は4-3で勝利。シーズンが始まってからもこの活躍が続けば、自身も岡山も初挑戦となるJ1で旋風を巻き起こすことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)