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内田篤人が明かす“円満” 0円移籍 違約金必要もクラブ功労者へ「好きなところに行け」
内田篤人がシャルケ時代を回想
元日本代表GK中村航輔は、ポルトガル2部ポルティモネンセとの契約を解除し、5年ぶりにJクラブへ加入するのではないかと報じられている。スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」で元日本代表DF内田篤人氏は、中村がクラブと良い関係を築けていたのではないかと、自身の経験をもとに語った。
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中村は2021年1月にポルティモネンセに加入し、正GKとして公式戦通算59試合に出場してきた。クラブとは2026年6月末まで契約を残していたが、今季は負傷もあって正GKの座を失い、公式戦3試合の出場にとどまっていた。
中村がクラブとの契約を解除したことを聞いた内田氏は「なんで解除したんだろう」と言い、「本来なら移籍金がかかるじゃない。これは彼がチームにもたらした功績というか、チームの信頼感があるから契約解除にしてくれたんだと思う」と言い、自身がドイツ1部シャルケを退団した際のエピソードを語った。
「僕がシャルケを出る時も、ドイツ2部(ウニオン・ベルリン)に行きましたけど、その時に(監督のドメニコ・)テデスコに、『ウッシー、1年プレーしてないから、今年は戦力として見ていない。チャンスがないとは言わないが、キミはプレーをしたほうがいいから、移籍したほうがいいんじゃないか?』と言われたんです。『いや、でもオレ移籍金もあるし、そんなにポイポイ出られるかわからない』と答えたら『そこはこれだけシャルケのためにやってきてくれたから、契約解除で、移籍金ゼロで好きなところに行け。おまえはプレーした方がいいから出ろ』って言ってくれたんです。それはすごく感謝している」と、中心選手として長く活躍した内田氏が復帰できるために、プレー機会を与えるようにしてくれたと明かした。
そして「それはやっぱり、中村選手がチームと信頼関係を作れていたり、上の人が評価してくれての契約解除だと思うので、この契約解除はおそらく良い方じゃないかな。クラブと彼の両方にとって良い選択じゃないかなと思います」と、内田氏は契約解除が前向きなものだろうと予測した。
続けて内田氏は「どこに行くんだろう」と首を傾げ、「長崎とかおもしろそう。J2に行くかわからないですけど、お金的にも、未来的にも、行ってくれたらおもしろそう」と、世界に誇れる新スタジアムができて初のJ1昇格を目指すことになるVファーレン長崎へ加入することを期待した。
(FOOTBALL ZONE編集部)