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退席処分のモイーズ監督、ポテトチップスを頬張りスタンド観戦
ソシエダは2試合合計2-3でスペイン国王杯敗退が決定
レアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督が14日に行われたスペイン国王杯5回戦ビジャレアル戦第2戦で退席処分を下された後、客席に乗り込み観客の少女からもらったポテトチップスを笑顔で頬張り、世界で大きな話題を呼んでいる。米メディア「ESPN」が報じている。
ソシエダのホームで行われた一戦は2-2でドローに終わったが、1試合目との合計で、2-3となり同杯敗退が決まった。試合終了間際、敗退濃厚な展開に苛立ちを抑えられなかった指揮官は主審から退席処分を命じられてしまう。
しかし、モイーズはロッカールームに向かうことなく、ピッチ付近から颯爽と柵を乗り越えた。そして、観客に混じってスタンドで観戦したのだ。その際、近くの席にいた少女からポテトチップスを差し出されると、笑顔でゲット。もぐもぐと口に放り込む姿がテレビ中継やカメラマンに撮影された。
マンU政権時代にはチームの不振からライバルクラブのサポーターから「フットボール・ジーニアス(天才)」と揶揄されたモイーズ監督は、スペインの地でも大きな注目を集めている。結局、係員の誘導によりスタンドからも退席するはめとなってしまったが、悔しいカップ戦敗退の中で、スコットランド人はチャーミングな一面を垣間見せていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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