ミランのスペイン人コンビ躍動、本田に出番なし パレルモ戦4-0快勝でEL出場権争いに踏みとどまる

大量リードでも本田に出番なし

 後半にはデウロフェウも魅せた。同25分、ハーフライン付近の左サイドでボールを受けたデウロフェウはそのままドリブルで独走。中央方向へ進路を取り、最後は右足でファーサイドに巻き込む冷静なシュートで4-0とした。

 ミランはここで攻撃陣をお役御免とばかりに立て続けに交代。しかし、デウロフェウからFWジャンルカ・ラパドゥーラへのスイッチはともかく、スソに代わって投入されたのは左サイドバックが本職のDFルカ・アントネッリだった。本田が大量リードの中でもヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の起用の選択肢に全く入っていないことが改めて浮き彫りになった。

 試合はこの後にパレルモが退場者を出して10人になったものの、そのまま追加点はなくミランが4-0で勝利。勝ち点を57に伸ばし、ギリギリのところで来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権争いに踏みとどまった。次節の日本代表DF長友佑都が所属するインテルとの“ミラノ・ダービー”は、負けたチームが来季の欧州カップ戦出場権から脱落のサバイバルマッチになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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