なでしこJ、3-0快勝も高倉監督は不満顔 「内容的にはまだまだ」と攻守両面に苦言

発足後初の国内での親善試合でコスタリカを破る

 昨年4月に高倉麻子監督が就任して以来、国内初の公式戦となったなでしこジャパンは9日、国際親善試合コスタリカ戦に3-0と快勝した。だが試合後の指揮官は、攻守両面で内容的には不満足なゲームだったと話している。

 この日の親善試合は、昨年4月の地震で被害を受けた熊本の復興支援と位置付けられた一戦だった。そうしたなかで3点差の勝利を飾ったことについて、高倉監督は「前半、たくさんの方に応援していただいたなかで緊張もあり、ちょっと動きが堅かった。勝利というところでは元気づける試合ができたと思うが、内容的にはまだまだ」と振り返った。

 日本は序盤から攻撃的にゲームを進め、積極的にミドルシュートを放った。前半23分、ゴール前の中央でボールを受けたFW横山久美(長野)が、鋭いターンから左足を一閃し鮮やかなミドル弾で先制。後半は「新しく入った選手がいて、良い連動のなかで攻撃できた」と高倉監督が話したように、代表デビューとなったFW上野真美(愛媛)のクロスをFW田中美南(日テレ)が決めて加点すると、さらにMF長谷川唯のラストパスをFW籾木結花(ともに日テレ)が決めて3点目。得点経過としては理想的な流れだった。

 しかし、高倉監督からは厳しい言葉が続いた。

 

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