日本代表への飛び膝蹴り…顔面直撃でなぜイエロー? 現地でも疑問「茶番だ。酷い矛盾」
リバプール遠藤航が後半23分から途中出場、エンシソからタックルを受けた
イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は現地時間1月25日に行われた第23節イプスウィッチ・タウン戦(4-1)でパラグアイ代表MFフリオ・エンシソから危険なタックルを受けた。エンシソは退場を免れ、警告のみで済まされたが、この判定が物議を醸しているようだ。
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遠藤はこの試合の後半23分から途中出場した。そして同35分、ルーズボールの競り合いでエンシソから飛び膝蹴りを顔面に食らう格好となり、顔を押さえてピッチに倒れ込んだ。メディカルスタッフによる処置を終えて立ち上がった際にはスタンドのサポーターから大きな拍手が送られ、その後は試合終了までピッチに立ち続けた。
エンシソは先にボールには触っていたとはいえ、勢いをつけて遠藤に衝突しており、非常に危険なプレーだった。英メディア「GIVE ME SPORT」は「エンシソは退場になるべきだった」としたうえで、同日に行われたウォルバーハンプトン対アーセナル戦(1-0)でアーセナルのDFマイルズ・ルイス=スケリーが退場となったプレーを比較に挙げている。
ルイス=スケリーは前半43分にDFマット・ドハーティを倒し、相手のカウンターを阻止したプレーで一発退場を言い渡された。接触はたしかにあったものの、ウルブス陣内でのプレーであり、決定的阻止と呼べるような状況でもなかっただけに、現地ではこれが退場に値するのかという議論が沸き起こっていた。英公共放送「BBC」では元イングランド代表FWアラン・シアラー氏がルイス=スケリーの退場について「長い間見てきた中で史上最悪の判定の一つ」とコメントしていた。
そして、あるリバプールファンはルイス=スケリーの退場とエンシソの警告を比較し、「ルイス=ケリーは重大な反則プレーで退場になった。一方でエンシソにはイエローカードが与えられただけだ。プレミアリーグの審判団は茶番だ。酷い矛盾がある」と判定への苦言を呈していた。
まずはファウルを受けた選手に大きな怪我がなかったことが何よりだが、リーグを通して判定の一貫性が欠けていることに不満の声が挙がっていたようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)