マンU、ディバラ獲得に失敗 パレルモ会長「今、放出するつもりはない」
ディバラは「新型のセルヒオ・アグエロ」
マンチェスター・ユナイテッドが1月の移籍市場でセリエAパレルモのアルゼンチン人エースFWパウロ・ディバラの獲得を打診したが、断られたことが明らかになった。英地元紙「ガーディアン」が報じている。
セリエAで現在最高の若手と評価を集める21歳のストライカーには様々なオファーが届いているという。
パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は地元ラジオ局「ラジオ・ドゥエ」の取材で「ディバラの価値は4000万ユーロ(約55億円)以上だが、6月まで売却するつもりはない。マンチェスター・ユナイテッドを含む、多くの海外のクラブが彼を欲しがっている。そのイングランドのクラブには“彼を今、放出するつもりはないが、6カ月後には交渉の席につく”と伝えたよ」と語っている。昨夏に総額約270億円の補強費をつぎ込み、チームを強化したルイス・ファン・ハール監督だが、今冬のマーケットにおける補強第1号となる可能性があったディバラの獲得に失敗した格好だ。
ディバラは2012年にアルゼンチン地元クラブ「インスティチュート」からパレルモに移籍。今季17試合9得点の活躍を見せる21歳に対し、ザンパリーニ会長はマンチェスター・シティのアルゼンチン代表にたとえ、「新型のセルヒオ・アグエロ」と絶賛。「彼は現時点では欧州最高のストライカーだ」とまで語っている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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