横浜FMの元同僚5人が見た“磐田10番”中村俊輔 「一番怖い選手」への尊敬と追憶の念
天才レフティーを知り尽くした盟友と後輩たち 敵として初対戦し語ったこととは
ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔が8日、古巣の横浜F・マリノス戦で先発フル出場を果たした。チームは1-2で競り負けたが、中村は「充実してますよ」と新天地でのプレーに手応えを掴んでいる。
昨季まで中村とともにプレーした横浜FMの選手たちは、試合を通して何を感じたのだろうか。敵としてピッチ上で対峙した選手たちに振り返ってもらった。
中村は0-1で迎えた前半34分、左CKから同点ゴールを演出した。アウトスイングで蹴り出されたボールはニアサイドにいた相手MFマルティノスの頭をかすめたが、クリアは中途半端になり、こぼれ球に反応したDF大井健太郎が豪快に蹴り込んだ。最終的に試合には1-2で敗れたものの、全3得点に絡んだ清水エスパルスとの静岡ダービーに続き、磐田のナンバー10は得意のセットプレーからゴールを演出した。
横浜FMのゴールを守ったGK飯倉大樹は、敵としてあの正確無比なキックを目の当たりにし、あらためてその脅威を知ることになったという。
「俊さんのキックって人が予想つかないようなキックしてくるし、それを蹴れるだけの技術もある。最後(後半アディショナルタイム4分)のCKも、もしかしたら直接狙ってくるんじゃないかなとか。やっぱり一緒にやってきた分、そういう情報量があるからやりにくいなっていうのはすごくありました」