内田氏との会話で佐藤寿人氏が告白

　近年、シーズンオフには現役を退いたレジェンドの引退試合が開催されることが恒例となっている。ファン・サポーターにとっては懐かしい顔ぶれが見られる貴重な機会となっているが、元選手たちにとっても、かつての戦友との再会やプレーする機会を楽しむ貴重な場だ。大きな盛り上がりを見せる「引退試合」だが、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」に出演した元日本代表FW佐藤寿人氏は、昨年12月の引退試合で怪我を負っていたことを告白した。

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　今オフ、佐藤はMF梁勇基氏の引退試合（12月14日）やMF松井大輔氏の引退試合（同15日）などに出場したが、負傷したのは松井氏の引退試合だったという。番組MCの元日本代表DF内田篤人氏に「（年末年始は）どこにいたんですか？」と問われた佐藤氏は「広島にいて。（松井）大輔の引退試合で肋骨骨折をしていて、リハビリがてらジムに通っていました」と明かした。

「えっ？　寿人さん、肋骨骨折したんですか？」と驚き、確認する内田氏に対して、佐藤氏は「そう。しかも肋骨ってここだと思うじゃん」とわき腹あたりを触りながら話し、その上を胸元まで上げて「ここも肋骨」と、負傷した箇所が鎖骨の下あたりだったと説明した。「なんで？　なんで？」と食いつく内田氏に「分からない。ずっと痛くて。『スースー』するなと思って。あの週って引退試合が続いていたでしょ？　俺も2日続けて出たから、それで『肺がスースーするな』と、試合をし過ぎてなったのかなと思った。（肺に穴があいたとか）そういうのかなと思ったけど、折れてただけでした」と、受傷のタイミングなどは分からなかったものの、違和感があったと明かした。

　今オフの引退試合では、川崎フロンターレの現役選手であるFW小林悠も中村憲剛氏の引退試合で負傷し、手術を受けるアクシデントが起きた。内田氏は「小林悠じゃないですか」と言ってから、「あれは笑えないよ。寿人さんだからいじれるけど。悠は大丈夫ですかね？」と、37歳になった川崎のストライカーを気にかけていた。ファンにとっても選手にとっても、とても貴重な機会となっている引退試合だが、負傷だけは気を付けたいところだ。