奥抜侃志は札幌戦で持ち味を発揮

　沖縄キャンプ中のガンバ大阪は1月24日、北海道コンサドーレ札幌とトレーニングマッチ（45分×3本）を行い、2-2で引き分けた。1本目は0-1、2本目は2-0、3本目は0-1。2本目の途中からMF奥抜侃志が左サイドに入ると、キレキレのプレーで魅了した。森保ジャパン入りした際の特徴であるドリブル突破からオウンゴールを誘発するなど活躍。今冬ドイツ2部ニュルンベルクから加入した25歳は個の強みを出し始めている。

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　2本目の途中から出場した奥抜は左サイドから果敢なドリブルで何度もチャンスメイク。37分には自身の突破からオウンゴールを誘発した。実戦初戦の水戸戦でもいきなり90分プレーして、ゴールの起点となっていた。戦術理解など課題はあるものの、新戦力としての期待を抱かせる。ダニエル・ポヤトス監督もキャンプでの仕上がりにご満悦だ。

「すごく良かった。欧州からきて体も作れていい感じの瞬間なのかなと思います。非常にいい選手。1対1、リズムを変えられるスピード感もあるし、彼がいることによってそこに相手が集まってスペースが生まれる。本当にいい契約。ここによく来てくれたなと思っていますし、チームを助けてくれると思っています」

　この日は日本代表スタッフも視察。「いい報告ができる」と25歳のプレーを称賛した。キャンプでは同サイドバックのDF黒川圭介と密にコミュニケーションを取っている奥抜。G大阪にとっては大きな戦力となることは間違いなさそうだ。