「ファンタスティック 」「もう一人のキャプテン」 “不動”の吉田をサウサンプトン監督絶賛

ベンチ要員から1月の主将移籍を機につかんだ信頼

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、プレミアリーグで11試合連続先発フル出場を果たすなど安定したパフォーマンスでクロード・ピュエル監督からの信頼を確かなものとした。昨季も、そして今季の前半戦もベンチ要員だった男は、どのようにして不動の存在へと駆け上がったのだろうか。

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 シーズン序盤はベンチに座る日々が続いた。プレミアリーグでは18節を消化した時点で出番はわずか3試合。立場はCBの3番手、カップ戦が主戦場だった。

 サウサンプトンで5季目を迎えた吉田は、毎年のように強力なライバルとの争いに巻き込まれ、レギュラーの壁は厚かった。前主将のポルトガル代表DFジョゼ・フォンテ(現ウェストハム)を筆頭に、クロアチア代表DFデヤン・ロブレン(現リバプール)、ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルト(現トットナム)、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクなどの実力者にはじき出された吉田は、不慣れなサイドバックで起用されることもあった。

 吉田に転機が訪れたのは今年1月。フォンテがウェストハムへ移籍したことだった。繰り上がる形でスタメン出場の機会を手にした。

 

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