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五輪10番の“ゼロ角度弾”に英衝撃 急加速にDF呆然…指揮官絶賛「スペシャリティー」
イングランド2部QPRの斉藤光毅が途中出場で移籍後初得点となる決勝ゴール
イングランド2部クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)は現地時間1月21日に行われた第28節ハル・シティ戦で2-1の勝利を収めた。FW斉藤光毅は途中出場。左サイドでのドリブル突破から右足の強烈な一撃を“角度ゼロ”から蹴り込み、移籍後初得点となる決勝ゴールをマークした。
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2024年のパリ五輪で日本代表の10番を背負った斉藤。2022年から2シーズンにわたり、期限付き移籍でオランダ1部スパルタ・ロッテルダムにてプレーしていたが、昨夏にQPRへ期限付き移籍していた。
新天地の英2部では第2節以降の全試合に出場(先発16試合)し、2つのアシストを記録していた。そして27試合目の出番となったハルとのアウェーゲームで待望の初ゴールを記録。左サイドの高い位置でパスを受けると、細かいボールタッチからの急加速でDFを1人抜き去ると、そのまま角度のない位置から右足でGKの頭上を撃ち抜く豪快なシュートを決めた。QPRは2-1でハルを下した。
リーグ公式Xは「これがQPRコウキ・サイトウの崇高なゴール」と称してゴール動画を公開。持ち味であるドリブル突破から決めた角度ゼロ弾が称賛されていた。
英公共放送「BBC」によれば、QPRを率いるマルティ・シフエンテス監督は試合後に「彼がオランダにいたときから分かっていた。まさしくあれが彼のスペシャリティーだ」とそのクオリティーを絶賛した。ようやく生まれた初ゴールで「今日が彼にとって少しでも救いになることを願っている」と今後への期待も寄せていた。
昨年に一時は4連敗を含む12試合連続未勝利となるなど不振を味わったQPRだが、斉藤の活躍もあってこれでリーグ戦4連勝。9位まで順位を上げている。チームはこの勢いのまま上位争いに加わることができるのか。そして斉藤のさらなる飛躍にも注目だ。