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韓国で噴出する代表監督続投への疑念 「理解できない起用法」に批判も鹿島GKは指揮官擁護
「ピッチで戦う選手が気持ちを一つに…」
では、実際の韓国代表チーム事情はどうなのか。先週行われたJ1第5節の試合後、鹿島アントラーズ所属の韓国代表GKクォン・スンテに話を聞くと、守護神はこう切り出してきた。
「もちろん韓国国民、サッカーファンが今の韓国代表をどのように見ているのかはよく分かります。ただ、シュティーリケ監督の続投について、選手はあれこれ言う立場ではありません。難しい戦いが続き、監督なりに悩みも多いと思います。そもそもピッチで戦う選手がW杯出場に向けて気持ちを一つにして、頑張らないといけない」
クォン・スンテは韓国代表の現状について、監督だけに責任があるのではないとの認識で、選手にも問題があると話していた。
現在シュティーリケ監督は欧州へ向かっており、まずはプレミアリーグでプレーするFWソン・フンミン(トットナム)とMFキ・ソンヨン(スウォンジー)、MFイ・チョンヨン(クリスタル・パレス)の試合を観戦し面談。次いでドイツへ移動し、MFク・ジャチョルとチ・ドンウォン(ともにアウクスブルク)と会う予定だ。
この行動にスポーツ紙『スポーツソウル』は、「Kリーグの代わりに欧州視察に行くのは冷たい視線のため?」とチクリと批判しているが、残り3試合を確実に勝利してロシアW杯出場を決めれば、シュティーリケ監督の評価はまた高まるに違いない。
【了】
金 明昱●文 text by Myung-wook Kim
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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